- 「相続」については、2つの大きなファクターがあります。一つには、「争族」防止つまり、できる限り争いにならないよう準備するということです。もう一つは、「相続税」を、できる限り低く抑えるということです。
- ただ、現実には、遺言書ひとつでも、子供の方からは、なかなか言い出せません。但し、争いが起こりそうな場合は、遺言書を作っておくことが、むしろ自分の子供達のためになるということを、もっと親の方々にわかってもらいたいものです。
- 子供の中には、相続問題の中に、極端にいえば、今まで生きていた兄弟や親子のいろいろな紛争をすべて、蒸し返すような例もあります。本当に関わっていて聞いていても、辛いものです。人間という生物に対し、悲しみと同情を覚えます。
- 相続税について言えば、直接会ってお話しするのが一番だと思います。色々な本や、制度などを見てきましたが、「う~ん」という感じで、本当の深いことは、書けないのか、わかっていないのか、悩みの深いところです。また、相続税にばかり目がいってしまって、税理士の言う通りやって根本的将来解決を失敗した例の相談を受けたことも多数ありました。今でも、悔しいです。
- また、指摘しておきたいのは、「相続税」そのものが、根本的には、二重課税ではないかということです。既に所得税などを払って、残って得たものについて、さらに課税するというのは、お金持ちや、努力して資産を形成した者に対する「いじめ」であり、私有財産制そのものを否定しているようなものです。平等というのは、あくまでも、機会における平等を中心とすべきであり、たくさん所得税や固定資産税などを払ってきた人に対して、更に税金を課すというのは、どうしても私としては疑問が残ります。ただし、この議論は、日本では、通らないかもしれません。
- 世界中には、相続税のない国もたくさんあります。但し、それを言っても仕方がないので、是非、相談に来て下さい。
- なお、とにかく、早いうちから対策を取ることが必要です。直前では、難しいことが多いものです。
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